数学処理上位パッケージ MATH2 は, 地球流体の様々な現場で標準的に用いら
れる数値計算のための基本ツール群として計画されています. しかし残念な
がら, あまり整備が進んでいないというのが現状です.
MATH2 に対応するパッケージには, 既存のソフトウェア(例えばIMSL等)を参照
すればソースコードが手に入るようなものが多いのですが, その精度等の信頼
度は必ずしも我々にとって十分なものとは言えません. また, これらのソフト
ウェアには PDS(Public Domain Softwares)でないものが多いので, 自分たち
のソフトウェアに組み込んで自由に配布することができないという難点があり
ます.
MATH2 は, 現在, 次のサブパッケージから構成されています.
MATH2 パッケージの整備目標は, 差分の基本スキーム, 基本統計パッケージ, 特種メソッド(元関数), 固有値問題, …, 等々を自力開発する, あるいは, PDS から 精選するということです. このために今も継続的な努力がなされています.