6.1 タイトルを描く

2.1節などで見たように, usgrph ルーチンを使うと, 容易に折れ線グラフが描けます. しかし, 座標軸にタイトルや単位をつけてお かないと, 後で何のグラフだったのかわからなくなってしまいます. 次の uspac1 のプログラム例のように, ussttl を使えば, 座標軸のタ イトルや単位を簡単に描くことができます. 4つの引数は, 順に, x 座標の タイトル, 単位, y 座標のタイトル, 単位, です. これらを付けたくない時 には, 1文字以上の空白文字を指定します.

なお, これらのタイトルや単位は grfrm, grfig により初期化さ れます. 同じタイトルで沢山の図を描きたい時には usiset で内部変数 'IRESET' を0にしておけば, タイトルの設定は1度で済みます.

      PROGRAM USPAC1

      PARAMETER( NMAX=50 )
      REAL X(0:NMAX), Y(0:NMAX)

      R    = 3.7
      X(0) = 1950.
      Y(0) = 0.5
      DO 10 N=0,NMAX-1
        X(N+1) = X(N) + 1.
        Y(N+1) = R*Y(N)*(1.-Y(N))
   10 CONTINUE

      WRITE(*,*) ' WORKSTATION ID (I)  ? ;'
      CALL sgpwsn
      READ (*,*) IWS

      NumRu::DCL.gropn(iws)
      CALL grfrm

      NumRu::DCL.ussttl(cxttl,cxunit,cyttl,cyunit)
      NumRu::DCL.usgrph(x,y)

      CALL grcls

      END
program uspac1

\resizebox{10cm}{!}{\includegraphics{uspack/uspac1.eps}}
uspac1.f(uspac3.f): frame1