2.4.4 rtpget/rtcget

1.
機能
実行時オプションから内部変数を取得する.
2.
呼び出し方法
rpara = NumRu::DCL.rtpget(cpfix,cps)
cpara = NumRu::DCL.rtcget(cpfix,cps)
3.
パラメーターの説明
cpfix (C*(*)) 変数名の前につける接頭辞.
cp (C(*)*8) 変数名.
ipara (I,R,L(*)) 変数の値.
cpara (C(*)*80) 変数の値.
n (I) 内部変数の数.
4.
備考
(a)
接頭辞とは, たとえば GLpGET/GLpSETの管理する 変数の場合 'GL:' のように, xxpget/xxpset'xx' 部分と ':'の組合せからなる.
(b)
CP, CPARA として指定する文字型配列は, 1要素長の長さがそれぞれ 8, 80 でなければならない.
(c)
実行時オプションで該当する変数が指定されていなければ, ipara, cpara は変更されない.
(d)
実行時オプションは, 標準的には環境変数, コマンドライン引数, 外部ファイルを通して入手することを 念頭においているが, 具体的な実装方法は機種に依存する. しかし, OSLIB (第3節参照)が正しく移植されて いることを前提として, 実際には以下のルーチンが下請けをおこなっている.
lpara = NumRu::DCL.rtpenv(cpfix,cp) 環境変数の値を得る.
rpara = NumRu::DCL.rtpopt(cpfix,cp) コマンドラインオプションの値を得る.
lpara = NumRu::DCL.rtpxfl(cpfix,cp) 外部ファイルからオプションの値を得る.
cpara = NumRu::DCL.rtcenv(cpfix,cp) 環境変数の値(文字型)を得る.
cpara = NumRu::DCL.rtcopt(cpfix,cp) コマンドラインオプションの値(文字型)を得る.
cval = NumRu::DCL.rtcxfl(cpfix,cp) 外部ファイルからオプションの値(文字型)を得る.
(e)
実行時オプションの指定方法として, 環境変数, コマンドライン引数, 外部ファイルが使用できる 場合, その効力は, コマンドライン引数, 環境変数, 外部ファイルの順である. (すべて指定されたら, コマンドライン引数による指定を採用する.)
(f)
実行時オプションが定義できない機種では, 実行時オプションが何も指定されなかったものとみなされる.