DCL:GRPH2:U[UVH]PACK : 1次元グラフルーチン
UUPACK/UVPACK/UHPACK は直交座標系で折れ線やマーカー, 棒グラフなどを描くためのメソッド(元サブルーチン)パッケージである. したがって, 変換メソッド(元関数)番号としてはitr=1〜4(直角直線座標系)の 正規化変換に対してのみ使用できる. それ以外の変換メソッド(元関数)番号を指定しても動作は保証されない.
USPACK (第7章)の折れ線は,
このパッケージのルーチンを使用して描かれている.
折れ線を描くルーチン(uulin, uulinz)およびマーカー列を描く
ルーチン(uumrk, uumrkz)に関しては, 次節で述べる未定義値を
引数に指定しなければ, GRPH1 における対応するルーチン
(sgplu, sgplzu および sgpmu, sgpmzu)と
同じ動作をする.
(ただし, ラインインデクス等のパラメータは独立である.)
UUPACK/UVPACK/UHPACK それぞれのパッケージの機能は
次のようになっている.
UUPACK : X軸とY軸が対等なグラフ要素 (折れ線など) およびパラメタ管理. UVPACK : X軸が独立変数でY軸が従属変数となるようなグラフ要素. UHPACK : Y軸が独立変数でX軸が従属変数となるようなグラフ要素.
これらのメソッド(元サブルーチン)群は, 変数の数によって次の4つのタイプに分類 される.
独立変数の数 | 従属変数の数 | |
TYPE 1 | N | N |
TYPE 2 | N | N×2 |
TYPE 3 | N+1 | N |
TYPE 4 | N+1 | N×2 |
TYPE 3 と TYPE 4 のルーチンはこのパッケージでは「箱グラフ」と 呼んでいる. これは, 指定した独立変数の「位置」にある幅の棒を描く棒グラフに対して, 指定した独立変数の「区間」を埋める箱を描くものである. この中のu[vh]bxl, u[vh]bxlz は階段状のグラフを描くものである.