図形を描くためには,
まずディスプレイやプリンタなど デバイス の準備をする必要がある.
その準備をする操作を「オープン」という.
そして, 最後に描画を終了する時の操作を「クローズ」という.
すべての図形は, デバイスをオープンしてからクローズするまでの間に
描かれなければならない.
地球流体電脳ライブラリでは, 一度に1つのデバイスをオープンすることがで
きる.
同時に2つ以上のデバイスをオープンすることはできないが,
オープン時にいくつかのデバイスの中の1つを選択できる.
デバイスに出力される図形が複数ページにわたることがあるが,
地球流体電脳ライブラリでは,
ページという言葉の代わりにフレームという言葉を使う.
これは,
デバイスによってはページという概念のないもの
(例えば, 巻物のような長い紙に出力するようなデバイス) があったり,
後述のように物理的な1ページの中に複数のフレームを設定することもあるので,
物理的なページと区別するためである.
グラフィックを使うプログラムの形態は次のようになる.
NumRu::DCL.sgopn(iws) ! デバイス番号1の装置をオープン CALL sgfrm ! フレームを用意 ・・・・・・・・ ! 1ページ目の描画プログラム CALL sgfrm ! 改ページ ・・・・・・・・ ! 2ページ目の描画プログラム ・ ・ ・ CALL sgcls !デバイスのクローズ