DCL:GRPH1:SWPACK : 機種依存ルーチン:メソッド(元サブルーチン)の説明 : 内部変数管理ルーチン
以下では, 電脳ライブラリが標準的に提供する図形出力装置 (Xサーバー, ポストスクリプト, テクトロ端末)に対する 使用例をいくつか紹介する.
'LKEY'=.TRUE. を指定し, さらに, kterm などのターミナルエミュレータと描画ウインドウの一部が 重なるように 'IPOSX', 'IPOSY' を指定して, そこにあらかじめマウスカーソルを 移動させておくと, キーボードから手を離さずに操作できる.
1ページの画面が比較的短時間で用意できる場合は, 'LALT'=.TRUE., 'LWAIT'=.FALSE. とすることで, アニメーション表示が可能になる.
上記の方法では遅い場合, 'LDUMP'=.TRUE. として xwd ファイルを作成し, animate やビデオ作成ユーティリティーなどを使って アニメーションを作成する.
'LWAIT', 'LWAIT0', 'LWAIT1' をすべて .false. にしておけ ば, 自動的にファイルを作成することが可能であるが, X サーバーを使っているため画面表示をせずにこれを行なうことはできない.
大量のプリントをしたいとき, 'LPRINT'=.TURE. にしておくと, 1ページごとにプリンタに送るので, ディスクが足りなくなることが少くなる.
また, プリントサーバーが別になっているシステムでは, 実行中のプログラムとプリントジョブが並列処理されることになるので, 処理全体が高速化される.
数値実験などの長時間ジョブのモニターとして, X サーバーを使うことも可能だが, プリンタに出力する方が, 常時監視する必要もなく, 前後の比較などもできて便利である.
そのような場合も, 'LPRINT'=.TURE. にしておけば, 改ページのタイミングで出力されるので, 途中経過をプログラム実行中にモニターすることができる.