1.6.2 透視変換の設定

透視変換のパラメタも sgfrm を呼んだ後でかつ描画をはじめる前に 変換メソッド(元関数)を決めるパラメータを指定しておく. これらのパラメタの値は, 変換メソッド(元関数)を確定するルーチン scsprj を呼ぶことで有効になる. 透視変換のパラメタは, 2次元およおよび3次元正規化変換と独立である.

主要なパラメタはすべて sgpget/sgpsetによって管理されているが, まとめてパラメタを設定するルーチンがscpack に用意されており, 普通はそちらを使ってパラメタの設定を行なう.

具体的に変換パラメタを設定するにはsgfrm のあとで次のように コーディングする.

  NumRu::DCL.scseye(xeye3,yeye3,zeye3)
  NumRu::DCL.scsobj(xobj3,yobj3,zobj3)
  CALL scsprj

そのほかのパラメタは必要に応じて sgpsetで指定する.

なお, 2次元平面を3次元平面に割り付けるには, scsprj の前に,

NumRu::DCL.scspln(ixax,iyax,sect) 
を呼ぶ. これにより, 2次元平面上の描画ルーチンを 3次元空間内の平面上で使うことができるようになる.