4.3.7 slsttl

1.
機能
第1レベル目のトップマージンまたはボトムマージンに描く文字列を設定する.
2.
呼び出し方法
NumRu::DCL.slsttl(cttl,cside,px,py,ht,nt)
3.
パラメーターの説明
cttl (C((*)) 描く文字列.次の予約変数があってそのつど相当する文字列に置き換えられる.
'#PAGE' :ページ数.アラビア文字で2文字分のスペースをとる.
'#DATE' :プログラムを実行したときの日付.YY/MM/DD(YY:年,MM:月,DD:日)のフォーマットで表現する.
'#TIME' :プログラムを実行したときの時刻.HH:MM:SS(HH:時,MM:分,SS:秒)のフォーマットで表現する.
cside (C*) 文字列を書く場所.'T'op(トップマージン)または'B'ottom(ボトムマージン)を指定する.
px, py  (R) マージン内における文字列の位置を−1.0から+1.0までの実数値で指定する.
pxについては,
-1.0 :左よせ
1.0 :中央あわせ
+1.0 :右よせ
pyについては,
-1.0 :下よせ
1.0 :中央あわせ
+1.0 :上よせ
ht  (R) 文字の高さ.単位はR座標系
nt (I) 何番目の文字列かを指定する
 
4.
備考
(a)
このルーチンは文字列を設定するだけで, 実際に文字列を描くのは slpttlである. slpttlsgfrm (2.4.2節参照)の なかで呼ばれるので, ユーザーはslpttlを直接呼ぶ必要はない. またこのとき同時にslpcnrが最大作画領域の4隅に コーナーマークをつける. なおslsttlはほかのSGPACKのルーチンと違って, sgfrmの あとでも呼べる. こうすることによってページごとに異なるタイトルを 書くことができる. sgpget/sgpsetの管理する内部変数'LCORNER'.false.とす るとコーナーマークを描かない(初期値は.true.); また'LTITLE'.false.とするとタイトルを描かない (初期値は.true.).
(b)
設定できる文字列の最大数は5である.
(c)
設定した文字列を無効にしたいときは
NumRu::DCL.sldttl(nt)
とすると第nt番目の設定が無効になる.